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おまとめローンを利用するメリットとデメリット

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2024年5月30日

1 おまとめローンについて

おまとめローンは、金融機関や消費者金融からの複数の債務を1つにまとめるためのローンのことをいいます。

例えば、A社、B社、C社から合計200万円の借金をしており、それぞれに支払いをしている状況を考えてみます。

ここで新たにD社から200万円の借金をし、このお金でA社B社C社からの借金を完済して、D社から融資を受けて借金の一本化を行うというのがおまとめローンです。

おまとめローンにはいくつものメリットがある一方、気をつけなければならないデメリットもあります。

以下にてメリットとデメリットをそれぞれご説明します。

2 おまとめローンのメリット

⑴ 金利が低くなる可能性がある

メリットの1つ目は、複数の会社で借りているよりも、比較的低い金利で借りることができる可能性がある点です。

安い金利のおまとめローンに借り換えたり、高額なリボ払いの手数料を固定金利にしたりすることによって、トータルの支払金額を下げることができる場合があります。

⑵ 月々の支払額を減らせる可能性がある

2つ目は、1か月の支払い金額を低めに設定できる可能性がある点です。

金利とともに月々の返済額が下がれば、これまでより生活に余裕が生まれることが期待できます。

⑶ 支払い漏れを防ぐことができる

3つ目は、複数あった借入先を一本化することによって、支払い漏れを防ぐことができる点です。

月々の返済額が低くなる可能性があるだけでなく、その管理がしやすくなることが主なメリットだといえます。

上記の例でいえば、D社にまとめることによって、毎月の返済額が以前より低くなり、また、3社あった返済先が1社に減って管理が楽になることで、返済に関する負担を減らすことができます。

3 おまとめローンのデメリット

⑴ 金利が高く設定されている場合がある

デメリットの1つ目は、金利が高く設定されているものがある点です。

おまとめローンだから全て金利が低いというわけではありませんし、金利が0になるわけでもありません。

おまとめローン利用の際は、現在借りているものと金利をしっかり比較することが大切です。

⑵ 最終的な支払い額が多くなる可能性がある

2つ目は、毎月の返済額を重視するあまり、結果的に利息を多く支払わなければならない可能性がある点です。

毎月の返済金額を低くするために、長期的な返済が必要となるケースが多くあります。

現在借りているものよりも金利が低かったとしても、長期にわたって返済することで、最終的に支払わなければならない利息が多くなってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

⑶ 返済が困難になることも考える必要がある

3つ目は、おまとめローンの返済が難しくなった場合についてです。

おまとめローンの返済は長期間続くことがほとんどですので、例えば病気になり働けなくなったなど、途中で思いがけない事態が起こり、返済が難しくなる可能性も考えられます。

そういった場合は別の会社で借金をして返済するか、弁護士に依頼して債務整理を行うかといった方法をとることになるかと思います。

金融機関や消費者金融によるおまとめローンの商品紹介では、返済が楽になる等、プラスの面を大きく打ち出していることが多いですが、結局は借金をすることと変わらないという認識が必要です。

4 借金の返済に関するお悩みの解決方法

おまとめローンをご検討されているということは、「月々の返済金額を減らせないか」「少しでも借金を減らせないか」とお悩みになっているということかと思います。

借金の返済が苦しくなったと感じた場合には、弁護士に相談し、債務整理を検討して、根本的な解決を図る方がよい場合もあります。

債務整理をする場合、その方法には大きく分けて任意整理、自己破産、個人再生の3つの手続きがあります。

それぞれの手続きにもメリット・デメリットがあり、お客様の状況に応じて適切な手続きを選択する必要があります。

よく分からないまま手続きを行うと、後悔が残る結果となってしまうことも考えられますので、借金の返済でお困りの場合には、一度当法人までご相談ください。

現在の返済状況等のお話をお伺いした上で、弁護士が今後の方針についてご提案させていただきます。

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