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依頼した場合、過払い金はいつもらえますか?

  • 文責:所長 弁護士 伊藤美穂
  • 最終更新日:2024年8月14日

1 過払い金は、すぐに支払われるわけではない点に注意

過払い金は、払い過ぎた利息を取り戻す権利です。

「権利」という言葉からすると、請求さえすれば、すぐに支払われるようなイメージがあるかもしれません。

しかし、法的な請求権があることと、相手がすぐに応じるかは、全く別ということに注意が必要です。

ここでは、弁護士に依頼してから、過払い金が支払われるまでの期間について、ご説明します。

2 まずは過払い金請求のための準備期間が必要

過払い金が出るのか、出るとしていくらになるのかは、取引履歴などで正確な金額と日時を確認しなければ分かりません。

そこで、まずは業者に対し、取引履歴の開示請求を行います。

業者は、取引履歴の開示義務を負っていますので、請求さえすれば、通常取引履歴を開示してくれます。

この取引履歴の取寄せは、業者によって対応速度が異なり、2週間から1か月半程度の間には、取引履歴を入手できることが多いでしょう。

取引履歴を入手した後は、過払い金が出るかどうかを計算します。

3 過払い金の請求

過払い金の額が分かれば、その業者に対し、過払い金の請求をします。

しかし業者がすぐに過払い金を払うかというと、そうではありません。

何とか有利な条件で和解をしようと、交渉してくるケースがほとんどでしょう。

条件について、双方が合意すれば、業者は過払い金を支払ってきます。

この交渉の期間は、双方の希望の乖離度合いや、法的な争点があるかなどによって異なりますが、1か月から数カ月程度の期間が必要なことが多いでしょう。

4 裁判になった場合

双方の折り合いがつかず、裁判になった場合、さらに過払い金がもらえる期間が先になってしまいます。

裁判所に提出する書類の準備期間と、数回は裁判所で審理をする期間が必要なので、半年前後の期間が必要になることが多いでしょう。

このように、裁判になった場合の最大のデメリットは、時間がかかってしまうという点にあると言えるでしょう。

もし、早めに過払い金を取り戻したい場合、ある程度の条件で和解することも有力な選択肢になります。

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