債務整理とクレジットカードに関するQ&A
債務整理をするとクレジットカードは使えなくなりますか?
債務整理をした場合、一定期間はクレジットカードが使えなくなります。
債務整理を行ったことが、信用情報機関に登録されるためです。
信用情報機関というのは、借り入れの情報などを管理している機関のことです。
信用情報機関に債務整理を行ったことが登録されることを、「ブラックリストに登録される」と表現する場合もあります。
この状態になると、原則としてクレジットカードの審査が通らなくなります。
いつまでクレジットカードが使えなくなりますか?
いつまで使用できなくなるかは、行った債務整理の種類によって異なります。
クレジットカードを作成する際、クレジットカード会社は、信用情報機関の情報をチェックします。
そのため、信用情報機関の情報が抹消されるまでの間は、クレジットカードを作ることが困難です。
債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産といった手続きがありますが、どの手続きをしたかによって、信用情報機関の情報が抹消される時期は異なります。
おおまかに、任意整理の場合は5年程、個人再生や自己破産をした場合は5年から7年程度で、情報が抹消されることが多いです。
参考リンク:全国銀行個人信用情報センター・センターの概要
債務整理後もクレジットカードを使う方法はありませんか?
⑴ 家族カードの利用
家族カードを利用すれば、債務整理をした後もクレジットカードが使えます。
家族カードというのは、ご家族の誰かがクレジットカードを作成し、その方に家族カードを発行してもらうことで利用できるクレジットカードです。
債務整理をしても、そのご家族は問題なくクレジットカードを作成することができますので、家族カードの利用も可能です。
⑵ デビットカードの利用
また、クレジットカードではありませんが、デビットカードを作成することで、クレジットカードと似たような機能を利用することができます。
デビットカードは、利用者の銀行口座から、直接支払う仕組みのカードです。
つまり、クレジットカードと異なり、代金を立て替えてもらうということがないため、審査なしで作成することが可能です。
⑶ プリペイドカードの利用
また、プリペイドカードにも、クレジットカードと似た機能があります。
プリペイドカードは、あらかじめ現金をチャージし、支払いの際に使用できるカードのことで、現金を持ち歩かずに買い物をすることができます。
こちらも、代金を立て替えてもらうわけではないため、審査をすることなく作成できます。
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